自動車部品メーカーA社様

自動車部品メーカーA社様

リターナブルコンテナ導入による輸送コスト低減事例

自動車部品メーカーA社様は、海外自社工場で生産した製品を自動車組立メーカーB社様の日本国内工場へ納品していました。 A社様は海外工場からの輸送費に着目。物流業者へ頻繁に輸送費見直しを要請し、コスト低減を実現してきましたが、その方法も限界を迎えていました。当社は、包装資材(専用リターナブルコンテナ)をキーとした輸送スキーム見直しの提案を行い、A社様のトータルコスト削減、さらにはB社様にも貢献した事例です。

ここがポイント
  • 包装・梱包の見直しによって、出荷、顧客納品、顧客側生産(ライン投入)までの各シーンでの改善
  • 個装用段ボールに代わる専用のリターナブルコンテナを導入することで、コンテナ1本あたりの部品の積載可能数を改善。また、開梱、廃材処理工数も大幅に削減

導入の内容

包装資材(リターナブルコンテナ)の設計・開発・販売と、海外自動車部品工場から国内組立工場への海上輸送まで

海上輸送イメージ図

 

導入の効果

Before

  • 課題1

    コスト低減

    海外工場から納品先(日本)までの輸送費を低減したいが、単純なコスト低減には限界がきている。

  • 課題2

    最適包装の検討

    製品の特性上、品質レベルを満たすためにはどうしても過剰な包装となる。その前に開梱後は廃棄となりムダとなる。

  • 課題3

    納品先(組立メーカー)からの改善要求

    ①部品のライン投入も考えて包装仕様を見直して欲しい。
    ②開梱後の保管も廃棄処理も大変。

改善前、段ボールケースの仕様のため40フィート積載数は1,280ピースでした
A社物流部門では、海上輸送費の削減と、納品先メーカーからの様々な改善要求への対応に苦慮。
 

After

  • 特徴1

    積載効率

    40ftコンテナへの積載可能数増 約20%UP

  • 特徴2

    品質向上

    内装材の開発により製品同士の干渉を無くした

  • 特徴3

    リユース可能

    ①リターナブル資材により廃棄費用を低減
    ②折りたたみ式による、工場返却費用のミニマム化

  • 特徴4

    納品先の効率化

    製品形状にあった内装材により製造ラインにそのまま投入可能、開梱工数だけでなく廃棄の手間も軽減。

当社のリターナブルコンテナを採用することで40フィート積載数は1,536ピースに増加しました
個装用段ボールに代わる専用のリターナブルコンテナを導入し、コンテナ1本あたりの部品の積載可能数を改善。
また、開梱、廃材処理工数も大幅に削減しA社及びB社のコスト削減に貢献。
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