品質評価センターの温湿度環境試験サービスを強化

今回新たに導入した小型恒温恒湿槽（写真）

近年、ものづくりの産業においては、高まるＳＤＧｓやサステナビリティへの要請に対応するために、製品の故障率を下げ廃棄物を減らすことや、長期間にわたり製品の品質・信頼性を維持することが求められています。そのため、製品の耐久性を評価するニーズは増えており、また多様化しています。

このようなお客様のニーズにお応えするため、今般当社では、従来の大型・中型の恒温恒湿室に加え、小型の恒温恒湿槽を導入しました。

本機器を用いた試験では、製品の輸送・保管・使用など様々な状況において、天候や外気温が製品にどのような影響を及ぼすのか、また製品の特性上、温湿度の影響を受けやすいことが見込まれる場合にどのような対策を行うことが適当かといった評価を行い、耐久性を確認することが可能です。

今回新たに導入した恒温恒湿槽により、試験の対応範囲を拡大し、より幅広くお客様の要求にお応えいたします。

当社では、今回の機器導入を契機に、より多様化するお客様のニーズに合わせた試験サービスの提供を行うことで、お客様のサステナビリティ経営およびサプライチェーン効率化をサポートするサービスを拡充して参ります。

＜サービスの概要＞
　▼名　　称　温湿度環境試験サービス
　▼対象業種　医薬品、精密機器、自動車部品等
　▼試験方法　温湿度サイクル試験を行い製品の環境特性の検査を実施。試験の実施に先立って試料
　（試験対象物）を一定の温・湿度条件での平衡を実施。
　▼試験範囲　温度範囲　-40℃～100℃　 湿度範囲　20%～98%R.H.
　▼対応工業規格
　　JIS Z 0200:2013、JIS Z 0200:2020、JIS Z 0200:2023、JIS Z 0203、
　　ISTA、JIS、ISO、ASTM、MIL、NDS、UN

　▼設備仕様および付帯設備
　　詳細は弊社までお問合せ願います。

　▼評価試験の実施までの流れ

以上
日通NECロジスティクス株式会社