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Children reading books at park against trees and meadow in the park

デジタル田園都市国家構想

2022.08.23

目次

    デジタル田園都市国家構想


    デジタル田園都市国家構想とは?

    「デジタル田園都市国家構想」は、2021年10月に岸田内閣から発表され、基本方針が2022年6月に閣議決定された国家戦略です。
    デジタル田園都市国家構想は、デジタルによる地域活性化を進め、地方から全国へ、ボトムアップの成長実現を目指すものとなります。デジタルについて、地方の社会課題(人口減少、過疎化、産業空洞化等)を解決するための鍵であり、新しい付加価値を生み出す源泉と捉えていて、デジタルインフラの急速な整備を図るとしています。


    構想実現の為、以下の取り組み方針4点が挙げられています。

    構想実現に向けた取り組み方針

    1. デジタルの力を活用した地方の社会課題解決
    2. デジタル田園都市国家構想を支えるハード・ソフトのデジタル基盤整備
    3. デジタル人材の育成・確保
    4. 誰一人取り残されないための取組

    取り組み方針それぞれで、KPI(重要業績評価指標)が定量的に設定されていて、達成に向けた進捗の把握・フォローアップが行われていきます。

    取り組みの1つとして、海底ケーブルで日本を周回する「デジタル田園都市スーパーハイウェイ」について今後3年程度で実現する構想も打ち出しています。
    各地に設置する大規模データセンター、光ファイバー、5Gと組み合わせ、日本のどこにいても高速大容量のデジタルサービスを利用できるようにするといった内容です。岸田首相は、世界最先端のデジタル基盤の上で、自動配送やドローン配送、遠隔医療、教育、防災、リモートワーク、スマート農業などのサービスを実装していくと表明しています。

     

    物流に係るデジタル実装

    自動配送やドローン配送が可能となると、物流における労働力不足(※1)への対策として有効となります。さらに、ドローン配送が実現すると離島や過疎地域への配送、災害発生時での活用が期待されます。
    すでに自治体、民間企業では、生活品、医薬品、郵便物などで実証実験が進められています。

    ドローンに関する飛行環境の整備は進んでいて、2022年度末までに飛行実現のレベルを「レベル4」に引き上げる計画がされています。レベル4になると、有人地帯において補助者なしでの目視外の自動・自律飛行が可能になりますので、ドローン配送の社会実装がより現実味を帯びてきます。

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    自動配送やドローン配送導入への動きは進んでいて、2022年は物流に関連した日常の風景が変わる節目となりそうです。

    公共交通・物流・インフラのデジタル実装について、基本方針の文中では29もの具体的取り組みが紹介されています。もっと詳しく知りたいという方はこちらのリンクもご参考にされてみてください。
    内閣官房HP「デジタル田園都市国家構想基本方針

    (※1)物流における労働者不足
    トラックドライバーは中高年層の労働力に強く依存している状態で、50歳以上のドライバーは全ドライバーの40%強を占め、2027年にトラックドライバーの大量定年という課題を抱えている。また、全産業に比べて低賃金・長時間労働と言われており、若年層のなり手が少ないと言われている。

    (執筆は2022/8/23時点で、情報は変わる可能性があります)


     物流危機に関する当社メルマガです。ご興味ある方はぜひお読みください。
     「物流の2024年問題」(日通NECロジスティクスNewsLetter2022年11月号)
     「物流の2024年問題と持続可能な物流」(日通NECロジスティクスNewsLetter2023年5月号)


      

    当社の関連ソリューション・サービス


    精密機器向け包装・梱包ソリューション


    世の中がデジタル実装されていく際には、アプリケーションなどのソフト面だけでなく、様々な情報通信機器や装置などが増加/更新されることになります。当社の「包装・梱包ソリューション」では、今後ますます増加・高度化していくデジタルインフラ関連機器などの精密機器を、製品の特性・輸送方法に応じた最適(コスト・品質)な包装・梱包提案で、市場に届けるお手伝いをさせていただきます。
    包装設計を見直すことにより、調達、生産、出荷、顧客納品までの各シーンで、物流コストの改善が見込めます。また、近年ではSDGsやカーボンニュートラルへの取り組みからCO2排出量の削減にも注目が集まっていますが、包装設計の見直しはCO2削減にも効果があります。

    当社の強みは、コンサルティング、包装設計、試作、評価試験までを自社内で行い、資材販売まで含めたサービスをワンストップで提供できることです。設計⇔試作⇔評価 を自社で対応するため、リードタイム短縮が可能です。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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    お取引いただいている業種
     ・通信機器製造メーカー様
     ・制御装置製造メーカー様
     ・検査機器製造メーカー様
     ・医療機器製造メーカー様
     ・自動車メーカー様
     ・自動車部品製造メーカー様
     ・一般産業用機械製造メーカー様
     ・複写機製造メーカー様

    その他、様々な業種のお客様にご利用いただいております。

    ドローンなどの小型無人航空機の梱包設計の事例もございます。
    ご興味がございましたら、ぜひ当社営業、または当WEBサイトの「お問合せ」よりご連絡いただけましたら幸いです。

        

    物流コンサルティングソリューション

     
    荷主の皆様は、技術革新や労働者不足など、物流事業環境の変化へ対応すべく様々な戦略を策定・実行されているのではないでしょうか。

    当社はNECの物流子会社として、長年電機精密業界で培ったノウハウを元に、お客様の物流改革を支援するコンサルティングを行っております。物流のあるべき姿の策定、物流改革、業務効率化、梱包改善などをご支援します。
    こちらの事例は、お客様のSCM最適化を支援させていただいた事例です。まとめ生産から、需要連動した生産と在庫管理に切り替え、在庫削減及び生産リードタイム短縮に繋げた事例になります。
    このほか、様々な事例がございますので、ご興味がありましたらお気軽に当社営業、または当WEBサイトの「お問合せ」よりご連絡いただけましたら幸いです。

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    ※記事の内容は掲載当時のものです。

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